たんす・チェスト
カビの原因
たんすやチェストにカビが発生するいくつかの原因をご紹介します。
壁に家具をぴったりくっつける
たんすの上にものを乗せても後ろに落ちないように、壁にぴったりくっつけよう…。後ろにホコリがたると掃除が大変だから壁にくっつけておこう…。こんな安易な考えをしていた私は後に大量のカビがタンスに発生することになりました。
たんすやチェストは壁にぴったりくっつけることで、壁との間の通気性がわるくなり、湿気を溜め込んでしまい、たんすやチェスとの裏にカビをはやしてしまう原因になります。また普段たんすやチェストを移動させて裏を見るという機会はほとんどないため、カビがはえていても気がつかないこともしばしば。部屋がかび臭いなと思ったら、たんすやチェストの裏にカビがひそんでいるかもしれません。
衣類の詰め込みすぎ
衣類の詰め込みすぎはたんすやチェストの内部の通気性が悪くなります。引き出しいっぱいにパンパンに詰め込むことでタンスやチェストも壊れる原因にもなります。また衣類に湿気が含まれてたとしても、それをのがすことができません。
乾ききっていないまましまう
たんすやチェストの内部にカビがはえる原因の多くは、しっかり乾いていない衣類をしまうことが大きな要因です。ポケットや襟の重なり部分や、ズボンやスカートの腰周りの生地場が分厚い部分は見落としがちです。一度洋服をたたんで引き出しに入れてしまうと水分を発散することができず、いつまでも湿った状態になります。
衣類を洗濯しずにしまう
また一度袖を通した服を洗濯しずにたんすやチェストの引き出しに戻すこともよくありません。とくに直接肌に触れた服は体温で暖かくなっており、またカビの栄養素となる皮脂汚れや汗がついています。
洗濯物を部屋干しする
洗濯物を部屋で干すだけで、約30%も余分に部屋の湿度が上がります。衣類が乾いた分、それだけの水分が部屋に拡散されていることになります。日常的に干していることでジメジメした状態が続くためカビが発生しやすくなります。
また部屋干しにより、しっかりと水分が抜けないまま、たんすやチェストに収納してしまうと、引き出しの中が多湿になり、たんすやチェストの内部にカビがはえはじめます。
さらに部屋干ししている衣類の近くにたんすやチェスとが置かれていると、たんすやチェストの裏にカビが生えるようになります。また収納している衣類に湿気が行き、たんすやチェストの中が多湿状態にもなり、とくに安価な大量生産しているようなタンスやチェス造りが精密でないためどこか隙間があったりし、湿気が入りやすくなりたんすやチェストの内部のカビにもつながります。
加湿器
たんすやチェストの近くで加湿器を炊いている場合もカビが衣類に生えやすくなります。少しでも引き出しが開いていると加湿器からの湿気を吸収してしまいます。さらにたんすやチェストの裏にも湿気を溜め込みます。
換気不足
部屋にたまった湿気を逃すには換気をしなければいけません。たんすの中ではなく、裏にカビが生えてるという場合は換気不足だったということが考えられます。


さまざまな要因が重なりカビが発生します。とくに梅雨の季節はカビを生やすことに追い討ちをかけます。しっかり対策をしてください。
カビが生えてしまった場合は、確実にカビとり掃除を行うか買い換えてください。
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